2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

その40 昔の自分に思いを馳せる。

ボクの一番好きな本は、せめて、所々でこっちを笑わしてくれるような本だ。古典も僕はいっぱい読むよ。「帰郷」とかああいったものをね。古典は好きだな。しかし、戦記ものとかミステリーとか、そういったものもいっぱい読むんだ。でも、こういうのはあまり…

その39 パクス・ロマーナを学ぶための本。

「他人に興味ないでしょ」とよく叱られる。 会った人の顔を覚えない、名前を忘れるくらいは仕方ないとしても、飲みに行ってたっぷり聞いたはずのエピソードをすこーんと飛ばしてしまう。全部がぜんぶ記憶の彼方にやっているわけではなくて、自分の興味ある話…

その38 本を買いに行く足のために。

好きな本を紹介するときに、私がくりかえし思い出す一つの言葉がある。美術家フンデルトヴァッサーの言葉である。 「美術館へ向かう足が跡を残した線は 美術館に展示されている線よりも 大事なもの」 フンデルトヴァッサークンストハウスウィーン NBS-J (ニ…

その37 セーヌの畔りで読みたい本。

旅人は水辺が大好きである。 パリを訪れたら、セーヌ河畔のカフェで一服、実にけっこうだ。誰もが赴くノートルダム寺院はセーヌ川中洲のシテ島に位置するし、オルセー美術館やエッフェル塔など観光の核となるところは多く、セーヌの畔りや程遠くないところに…