2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

その14 北方謙三になれない僕らが読むべき本。

近ごろ、困ったことに、美男子が好きになった。(ホモじゃないよ) テレビにいい男が出ていたりすると、つい手を止めてしまう。以前なら容赦なくチャンネルを替えていたはずが、どういう変化だろうか。中学でも高校でも、クラスに三、四人は評判のモテる男が…

その13 愛について語るときに我々の読む本。

「本を開いたら、君がいたよ」。大好きだった人から言われて思ったのは、どんな本なんだろう、ではなく彼の目にうつる自分ってどんな姿なんだろう、ということだった。 毎朝30分間は読書の時間。電車の中、膝の上でそっと本を広げる。男の子がポストから手紙…

その12 人生の掛け率を下げたいときに読む本。

リリー・フランキーの映画評『日本のみなさんさようなら』に、忘れられない一節がある。 人にはそれぞれ日常のドラマレートがある。人生の中で一度でも千点一万円の大デカピンで打った者は、それ以下のドラマレートではシビれなくなるが、ずっと千点20円のレ…

その11 たまには話題に乗って読んでみた本。

流行りもの、行かせて頂きます! (なんだか鉄砲隊に向かって日本刀で切り込みに行く心境だ。)1Q84 BOOK 1作者: 村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/05/29メディア: 単行本購入: 45人 クリック: 1,408回この商品を含むブログ (1247件) を見る 読…