2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

その120 移動することなく国外逃亡するという体験。

営業先の書店で、面白い本をみつけた。坂口恭平という人が書いた『独立国家のつくりかた』という新書だ。どことなく不穏なタイトルなのに、帯に大きく入っている写真は日本家屋の隣にあるツリーハウス。その窓際で青年がひとり、外を見ている。直感的に、こ…

その119 放心の必要。

発売されるのを1ヶ月以上も待った本は久しぶりだった。出版情報紙「パブリッシャーズ・レビュー」の3月号をぼうっと眺めていたら、デザイナーの深澤直人さんが『建築を考える』という本の紹介をしていた。どの文章が、というのではないけれど、紹介文を読ん…