その130 残念という倫理を学ぶ。
いっとき海外ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」にはまってずっと見ていた。どこにはまったのかというと、四人の女主人公キャリー、ミランダ、シャーロット、サマンサが休日の朝に集まってごはんを食べながら強烈な下ネタを交えて自らの性愛体験を語る場面にである。さわやかな陽光と豪華な朝食、そしてそこにふさわしくない性愛談義。何をもって幸せとするかは各人次第だとは思うが、私はこのドラマを見てからというもの、マイ辞書で「幸せ」という項目の脳内リンク先にはキャリーたちが語らう場面が登録されている。
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シロ「よろしくルームメイト! お互い干渉せず 時々物理的に縛ってね!」
麻弓「くそ…… ちょっと下半身新品だからって調子に乗んなよ… あのさ… コンニャクは食い物だぞ?」
彩花「繊細って さやかよくわかんないけど 小枝チョコ的な?」
宇佐と律、ふたりの青春の恋愛というボケ状態に絶えずツッコミを入れる残念な住人たちの日常を見ていると、恋に対して子供でいるのがいいのか、大人になってしまうしかないのか、その間で揺れる自分がコマのなかに見える。恋に馬鹿みたいに溺れて、その後に自分の馬鹿さに気づいて、という自分の感情サイクルとどんな風につきあったらいいのか。その悩みに対する答えはたぶん、誰かと一緒に笑うしかないのだろう。
麻弓「おめーらは あれか 夕焼け青春模様か 焼け爛れろ! まさか どっかで乳くりあってたんじゃねーだろーな 焼け爛れろ!」
麻弓「なんだ お前ら 朝から何イチャこきやがってんだ? 朝からズボッと生テレビでスッキリ!!か 俺のとく種ズームインか」
つい恋に溺れがちな大人に、恋心の消炎剤として強くおすすめしたい作品です。(波)
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