2012-03-04から1日間の記事一覧

その112 ロマンティックな日本の小説。

直木賞を受賞した葉室麟の『蜩ノ記』を読んで、さあ次にどの作品を読もうかと思ったとき頭に浮かんだのは、携帯電話でいつか見た本の紹介ブログにあった『秋月記』の引用文だった。 「山は山であることに迷わぬ。雲は雲であることを疑わぬ。ひとだけが、おの…